# タイヤの購入

タイヤ購入ガイド

タイヤを購入する前に知っておきたいこと

チェック項目

新しいタイヤのチェックリスト

  • タイヤの仕様については、クルマのオーナーズマニュアルでご確認ください。
  • タイヤのサイズは、タイヤ幅、偏平率(高さと幅の比率)、リム径で表記されています。
  • ロードインデックスとは、規定の条件下で、そのタイヤに負荷することが許される最大の質量を表す指数です。
  • 速度記号は、タイヤがそのロードインデックスにより、表示された質量を負荷された状態において走行可能な最高速度を記号によって表したものです。
  • タイヤは4本とも、すべて同じブランドで同じモデルのタイヤを装着してください。


クルマの性能とハンドリングは、タイヤ次第です。クルマと道路の唯一の接点がタイヤだからです。

したがって、新しいタイヤを購入する際には、ドライビングスタイル、ご予算、お住まいの地域などの複数の要因を考慮する必要があります。

All Season Contact tire

タイヤ選びで重要なこと

まず、ご自身のクルマに適合しているタイヤであることを確認してください。適合するタイヤの情報は、クルマのオーナーズマニュアルに記載されています。また、タイヤのサイドウォールにサイズなどの情報が刻印されています。まずは今お乗りのクルマに装着されているタイヤの情報を確認することから始めましょう。

Illustration of Continental purchase guide

4本全てに同じタイヤを使用することを強くお勧めします。性能とコントロール性を維持する上で、とても重要なことです。

Tire markings illustration

タイヤサイズは、タイヤ断面幅、偏平率、リム径で表記されています。タイヤ断面幅は、タイヤ全体の幅から、タイヤの側面の模様や文字などを除いた幅をミリで表す3桁の数字です①。偏平率は、タイヤの断面幅に対する断面の高さの比率を表しています➁。

タイヤの構造は、R(「ラジアル」の頭文字)➂というような文字で示されています。1970年代まではバイアスタイヤ(クロスプライタイヤ)が一般的でした。このタイヤは、ビードワイヤーにエッジを巻き付けたコードプライからなるカーカスを採用していました。現代の自動車工学では、ラジアルタイヤがバイアスタイヤに完全に取って代わりました。ラジアルタイヤのカーカスコードは進行方向に対して垂直に走っています。横から見るとコードが放射状に配置されているように見えるので、この名前(ラジアル)がつきました。

タイヤのリム径は、装着するクルマのホイールのサイズと一致していなければなりません④。

ロードインデックス(荷重指数)は、タイヤがどれくらいの重さを支えることができるかを示す値です。乗用車用タイヤのロードインデックスは75から105の範囲になっています。ロードインデックスにタイヤの本数をかけると、支えられる総荷重がわかります。

タイヤサイドウォールには速度記号➄も記載されています。この記号は、そのタイヤが対応できる最高速度を表しています(Yだと時速300km)。最高速度が高いタイヤは、トレッドの摩耗が早くなる傾向がありますので、ご注意ください。なお、速度記号が示す速度は、クルマの最高速度以上である必要があります。

カーメーカーは、そのクルマを最適な状態で運転するための理想的なタイヤ空気圧(車両指定空気圧)を指定しています。空気圧が最大値の状態で使用すると、クルマの操縦性が変わり、タイヤの摩耗も進むので、十分ご注意ください。

タイヤサイドウォールには、ロードインデックス⑥、安全コード、メーカーロゴなどの情報が記載されているので、必ずご確認ください。

オプションの検討

このように、タイヤに求められる重要な条件を整理すると、タイヤ選びはぐっと絞られます。しかし、乗用車用タイヤには、まだ他にも多くの選択肢があります。自分に合ったタイヤを選ぶには、ドライビングスタイルと予算が重要です。

静かで快適な乗り心地をお求めであれば、トレッドパターンがノイズを最小限に抑えるように設計されたタイヤをお選びください。ただし、このようなタイヤはトレッド部分のゴムが柔らく、その分早く摩耗することがあります。したがって、静粛性が高いタイヤは舗装路に適しています。

低燃費のタイヤをお探しなら、転がり抵抗を低減したタイヤをお選びください。燃費が大幅に向上します。

未舗装路を走ったり、オフロードを楽しむなら、多用途性は欠かせません。オールテレーンタイヤで十分かもしれませんし、オフロードタイヤを検討してもよいでしょう。マッドタイヤなど多くの特殊なトラック用タイヤは、様々な地形に対応できるようにトラクションを高めています。

最後に、タイヤの種類によってハンドリングが異なることを覚えておいてください。また新しいタイヤに交換した際は、本来のタイヤの性能を引き出すための慣らし走行をしながら、ドライバーも新しいタイヤに慣れるようにしましょう。

ウィンタータイヤ、サマータイヤ、オールシーズンタイヤ

運転する環境は1年を通じて変化します。だから、新しいタイヤを買う時には、まずお住まいの地域の気候を考えてください。気候によっては、サマータイヤとウィンタータイヤ(スタッドレスタイヤ)を履き替えた方が良いかもしれませんし、1年を通してオールシーズンタイヤだけで十分かもしれません。

Continental purchase guide illustration

ウィンタータイヤ(スタッドレスタイヤ)は、雪やぬかるみで効果を発揮するように設計されたトレッドパターンになっており、凍結温度にも耐えられます。最も重要なことは、雪や氷の上でも操縦性が高く制動距離が短いということです。

サマータイヤは、ウェット、ドライ両路面で優れたブレーキ性能とハンドリング性能を発揮します。

オールシーズンタイヤはサマータイヤとウィンタータイヤの性能を両立させた全天候型タイヤのことです。冬の気温が氷点下まで下がることがない非降雪エリアに住んでいるドライバーには、このオールシーズンタイヤが新しい選択肢になるでしょう。コンチネンタルのAllSeasonContactは四季を通した気候条件下で優れた走行性能と高い安全性を発揮します。加えて、季節ごとのタイヤ交換の必要がないため、年に2回のタイヤ交換にかけるコストと労力、時間を削減できます。

タイヤのご相談はお近くのコンチネンタルタイヤ取扱店へ。

新車装着タイヤ

新車には、新車装着タイヤが装着されています。新車装着タイヤとは、カーメーカーが繰り返し行う厳しいテストに合格し、カーメーカーの要件を満たしていることを承認されたタイヤです。新車装着タイヤには、新しく開発されたもの、既存のタイヤの性能を調整したもの、既存の純正タイヤから選ばれたものなどがあります。コンチネンタルでは、タイヤ交換の際には新車装着タイヤと同じタイヤを選択することを推奨しています。

タイヤを購入する前に知っておきたいこと | コンチネンタルタイヤ

How to correctly store tires



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